いつもITユニプラをご愛読いただきありがとうございます。
少し前から意味にする日本企業の多くが直面するDXの壁。
今回は、この状況を打開する策として話題になっているビジネスモデルCXaaSについて記事にしました。
CXaaSがこれからの社会にどの様な影響を与えるのか見ていきたいと思います。
IT業界でよく聞くas a Service
その他にも色々as a Service
など、その種類は多岐に渡る。
その中でも今回着目するのはCXaaSです。
CxaaSのCXはCustomer eXperienceの略。
今までのSaaSのような使うだけのクラウドサービスにとどまらず、使うことで利用者が得られる体験までをサービスとして提供するようなビジネス形態をCustomer eXperience as a Serviceと呼びます。
SaaS |
CXaaS |
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提供範囲 |
ITツール(機能) |
ITツール(機能)+要望に応じた新機能やサポート |
個別開発 |
基本的に対応不可 |
要望に応じて対応可 |
サポート体制 |
ユーザ主体 |
ユーザと提供ベンダで協業 |
費用 |
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従来のSaaSは、数百円から利用できるものもあり比較的スモールスタートがしやすいですが、業務システムで利用するようなSaaSになると利用者数やオプション等の増加で費用が肥大化することも多々あるかと思います。SaaSだと基本機能は手頃だったのに、業務に合わせてカスタマイズしたら費用が高くなったということは、弊社でも実体験しております。
CXaaSの魅力は、定額の費用設定により予期せぬコスト上昇のリスクを最小化し、変化に寛容なIT活用の在り方を実現し、ビジネスを世の中の変化に合わせて対応させていけることにあります。
CXaaSは、これからのビジネスに柔軟に対応していくには必要な考え方で終わってみると費用も抑えれているということが起こりうるものなのかもしれません。
コストだけでは計れないCXaaS
利用者がサービス提供ベンダーと一緒にサービスを検討していけるというメリットがあるCXaaS。
業務要件に対してITツールのギャップをなくすことができることは、サービスローンチまでの期間や提供後の運用負荷の軽減と利用開始前には見えない恩恵があるのもCXaaSが期待されている一因ではないかなと考察します。
日本の企業文化のイメージですが、慣習を大事にし、変化に慎重である一面があると思います。
こういった面は、SaaSだと実現できないビジネスプロセスが合ったり、それゆえに企業文化を壊してしまう事も避けられない状況があったと思います。壊すことでよくなっていくこともある反面、その変化についていけずビジネスがペースダウンしてしまうこともあるかと思いますが、そんなかゆいところに手を届けられるサービスとしてCXaaSが定着して行けると、日本の古き良き企業文化とDXが融合してけるんじゃないかと思いました。