「長年使ってきたハンディターミナルをそろそろ買い替えたいけれど、今のシステムが動かなくなるのは困る……」
「最近の機種はAndroid搭載のものばかりだと聞くけれど、Windowsから変えて本当に大丈夫?」
倉庫や工場、店舗などの現場業務において、こうしたお悩みをお持ちの担当者様は少なくありません。実は今、現場の入力業務を支えるデバイスを取り巻く環境は、大きな転換期を迎えています。
今回は、ハンディターミナルにおける「Windows」から「Android」への移行をテーマに、そのメリットや、移行時・移行後によくある課題とその解決策について分かりやすく解説します。
これまで、業務用のハンディターミナルの多くには、専用の「Windows」OS(Windows CEなど)が搭載され、現場のシステムを長年支えてきました。
しかし、これらの業務用Windows OSの多くはすでにメーカーのサポートが終了しており、セキュリティの更新やアップデートが提供されないまま時間が経過しているのが現状です。そのまま使い続けることは、故障時の代替機確保が難しくなるだけでなく、セキュリティリスクの観点からも推奨されません。
その傍らで近年主流となっているのが、私たちが普段使っているスマートフォンと同じ「Android」OSを搭載したハンディターミナルです。例えば、バーコードリーダやハンディターミナルなどを専門に提供する「IDEC AUTO-ID SOLUTIONS」様のウェブサイトを見ても、最新のAndroidを搭載した高機能なモデルが数多くラインナップされており、多くの企業でAndroidモデルへの乗り換えが進んでいます。
WindowsからAndroidへ移行することで、現場にはどのような良い変化が生まれるのでしょうか。
しかし、いざ移行しようとすると、いくつかハードルにぶつかることがあります。
【移行時の課題:今のシステムがそのまま動かない】
最大の壁は、これまでWindowsのハンディターミナル向けに作られた「専用の業務アプリ」が、Androidでは動かないことです。そのため、システムを一から作り直す必要があり、「開発に莫大な時間とコストがかかる」と頭を抱える企業が後を絶ちません。
【移行後の課題:OSのアップデート対応に追われる】
Androidはセキュリティ向上のために定期的にOSのアップデートが行われます。もしAndroid用に専用アプリを開発・インストールした場合、「OSがアップデートされた途端、アプリの画面が崩れたり、エラーが出て動かなくなってしまった」というトラブルが起こりがちです。そのたびに動作検証やシステムの改修が必要になり、保守の手間が増えてしまいます。
こうした開発コストやアップデート対応の課題に対する有効な解決策の一つが、ハンディターミナルに専用のアプリを開発してインストールするのではなく、「Webブラウザからサクッと入力できる仕組み」に切り替えることです。
専門的な開発ソリューションを活用すれば、大がかりなアプリ開発を行わなくても、現場のスマホやAndroidハンディターミナルにジャストフィットする「自社専用のWeb入力画面」を短期間でスピーディーに用意することができます。
このアプローチには、次のような大きな価値があります。
ハンディターミナルの「Windows」から「Android」への移行は、現場の利便性と生産性を飛躍的に高める絶好のチャンスです。
移行に伴うシステムの再構築や保守の課題に直面した際は、「専用アプリをゼロから作る」以外の選択肢にも目を向けてみてください。現場の業務にぴったりと合った入力画面を素早く用意できる仕組みを取り入れることで、コストを抑えながらスムーズな移行が可能になります。
最新のデバイス活用にご興味のある方は、まずは現場でどのようなデータ入力が行われているかを整理し、専門家に最適な仕組みづくりを相談してみてはいかがでしょうか。