新サービスを立ち上げるためにどういったことを気を付けていくか

New Solutions on the Mechanism of Metal Cogwheels.

今回は、ユニリタプラス で新しいサービスの立ち上げを目的に発足したプロジェクトの奮闘記を記事にしました。

これから新規事業を始めようとしていたり、既存のビジネスがなかなかうまくいかないという方の参考に少しでもなればと思います!

みなさんこんにちは、「ITユニプラ」編集部です。

ユニリタプラス では、昨年の10月に新しいサービスの立ち上げを目的とした
プロジェクトが立ち上がりました。
ゼロからのスタートでしたが、活動してきた中で気付いたこと、感じたこと、
難しかったことをまとめました。

 

前回の記事「サブスクリプションとは!??」はこちらから

①そもそも「新サービス」とは?

①そもそも「新サービス」とは?

一言で「新サービス」といっても人によって、持っているイメージは様々。


これから新しいサービスに向けてプロジェクトのメンバー全員で考えていくうえで、それぞれバラバラのイメージを持ったまま進めてしまうと途中で何度もズレが生じ、都度振り出しに戻ってしまうということになります。

まずは「新サービス」とは何か、言葉を定義して全員の認識を合わせることが大事だと思います。


「新サービス」という言葉が持つイメージを整理してみました。

新サービスと呼べるものは、大きく分けると3つに分類されると思います。

  1. 新しい技術や世の中にない画期的な機能を持った、全く新しい製品を提供すること
  2. 既存の製品を組み合わせる、または製品の一部機能を活用して、新しいサービスとしての製品を提供すること
  3. 既出のジャンルに機能/デザイン/価格などによりオリジナリティを持たせた、新しい製品を提供すること

この3つの中で自分たちが何を「新サービス」として捉えて、取り組んでいきたいのかということを選択していくことになります。

やっぱり、やるからには画期的な機能を持った、世の中にない全く新しい製品を作りたい!

でも、既にある高機能で安定した製品を活用することがサービス提供への近道かも・・・。


など、色んな考えの意見がでてくると思います。


-ポイント-

スタートからメンバー全員の目的と方向性を合わせて共有することで、その先ブレずに同じイメージを持って進めていくことができます。

 

②話しやすい雰囲気作り

②話しやすい雰囲気作り

「新サービス」の方向性が決まると、より多くのアイデアや意見を出し合っていくことになりますが、全員が話しやすくさらに、出された意見から話が広がっていくような雰囲気作りは非常に大事だと思います。

人の意見を否定しない、より建設的な意見を発言するなど、普段からの話し合いでも当たり前のことですが、意識していても、何気ない一言で意見が流れてしまったり、それ以降意見がでなくなってしまったりってありますよね・・

1つのアイデアから広がる可能性を最大限に活かしたい。

新しいアイデアを考える時には特に注意が必要になると感じます。

また、システムに携わる経験が長いとシステム的な発想に限って狭い発想になってしまったり、システムに携わる経験が浅いとアイデアが斬新でも実現の難しい発想になってしまったりすることもあります。

 

1つの意見で、全てを網羅した完璧なアイデアとして成立する内容を細部にまで求めていくと当然、発言の数も減っていくことになります。

 

-ポイント-

より多くの意見を集めるためにシステムに携わる経験が長い/短いを問わず、

それぞれの立場/視点からの意見を集めること、誰もが意見しやすい場の雰囲気作りが大事ですね。

 

③アイデアの原石は、石に見える

③アイデアの原石は、石に見える

話している人と聞いている人がイメージしているものは違うものかも・・。


人から出たアイデアはそのイメージの全容までは伝わりにくく、さらにそこから広がる可能性までを汲み取って、より良く理解して同じものを共有していくことはとても難しいです。

アイデアを聞く人は思い込みによる誤った解釈をしてしまわないように、話す人のイメージをより深く理解したうえで自分なりの解釈を加えていくことが大事だと思います。

-ポイント-

その後に出てくるアイデアと組み合わさり相乗効果で話が広がることもあるので、このことは、メンバー全員で常に意識しておきたいです。

 

④「必要としている人に必要な機能を提供する」ことに重点を置く

「必要としている人に必要な機能を提供する」ことに重点を置く

色々なアイデアを組み込み過ぎてコンセプトがブレる・・。

色々なアイデアや意見が集まり、機能改善は進むが機能を追加し過ぎることで他の競合製品との差別化が図れなくなったり、コンセプトから外れることになってしまい、そもそもの目的を見失いがち。

 

-ポイント-

このサービスを必要とする人が何を求めているかを常に意識して、追加しようとする機能がコンセプトを踏まえて適切かどうかを考慮した上で、実際に利用いただいているところをイメージしながら、システムに組み込んでいくのが良いと思います。

⑤まとめ

⑤まとめ

「新サービス」を立ち上げるには、それぞれの立場/視点からより多くのアイデアや意見が必要となり、そのためには、コミュニケーションのインフラが非常に大事だということが分かりました。

 

昨今のコロナ禍で加速したテレワークの普及に関連した多様な働き方において、コミュニケーションのあり方が改めて見直されています。

 

そして双方向のコミュニケーションをサポートするサービスを。

今回の「新サービス」立ち上げプロジェクトでは、アイデアや意見を求めるためのコミュニケーションとは少し種類が異なりますが、業務を滞りなく進めるためのコミュニケーションに着目し、双方向でコミュニケーションをサポートしてくれるツールの開発を行いました。

新サービス
『サクッとリマインド』

全社からのアナウンスや社員間の作業依頼において何度もアクションをしたり、全員に連絡が届いているか進捗を管理したりと今まで多くの手間と時間が掛かっていましたが、それらをこのサクッとリマインドがサポートしてくれます。

サクッとリマインド流れ
一度のアナウンスで相手がリアクションするまで繰り返しリマインドのメールを送信し、相手からの対応済みアクションを一覧で確認することができます。
また、クラウドでのご提供のため別途環境を用意する必要がありません。

コミュニケーション改善から生産性を向上させていくことのきっかけになればと思います。

ContactUS