西出自動車工作所様

 

株式会社西出自動車工作所

株式会社西出自動車工作所様は、『メンテナンスリース車両管理サービス』を提供する車両管理代行業務を主とする会社です。全国のカーリース会社や法人企業から委託された車両を、最新ITを駆使し独自のフリートマネジメントシステム(FMS)にて管理し、継続車検・法定点検・契約整備等の実施、及び日本全国を網羅するロードサービスを提供する「クルマの総合管理」企業です。

 

RFWロゴ

 

導入メリット

・紙の作業管理台帳の電子化によりリアルタイムに進捗を把握
・複雑な管理業務を平準化したことで属人化を防止。業務効率が向上
・情報を電子化することでデータ品質と情報検索の効率が劇的に向上

 

◆導入の背景◆

西出様

株式会社西出自動車工作所
代表取締役社長
西出 謙次氏

「当社のメンテナンス車両管理サービスにおいては、 ITの活用度はますます高まってきております。適切なツールを導入し活用することで、お客様へのサービス品質を更に高めていきたいと考えます。」

顧客から委託されている10万台を超える車両について、継続車検、法定点検、契約整備、車両保険等の管理業務を行っている株式会社西出自動車工作所では、これまで事前準備として2ヶ月前に該当月の車検満了対象車両一覧を一度台帳として担当者毎に印刷、担当者は受け取った台帳に対して車検手配の作業進捗情報を直接手書きして管理していました。そのため、担当者以外では進捗状況が把握できず、また記載方法も担当者によってフォーマットが異なり他人が理解できないため業務が属人化し作業分担や引き継ぎをより困難にしていました。

さらに、印刷した台帳で管理しているため、印刷後に変化する管理情報への対応が難しく、その上、顧客企業、車両毎に管理内容や契約サービスが異なり情報管理を複雑にしており、そのことが原因で情報の誤認識や指示の未通達など人為的なミスを引き起こし、重大事故の発生リスクを増大させていました。

そこで、顧客に対するサービス品質と満足度の更なる向上と車
両管理における業務効率の向上を目的に、委託されている全車両に対する整備進捗状況の『見える化』の実現を目指しました。

西出自動車工作所様_概要図

 

◆導入◆

 

前田様

株式会社西出自動車工作所
システム課 課長
前田 史朗氏

「当社のサービス品質を高め業務の効率化を図るには、レポーティングツールが適していると考え導入しましたが、当初想定していたことを実現すると共に、新たな付加価値を見出す取り組みも始めることができています。」

システム課では、かねてから車両管理を担当している現場部門から車検期日管理のシステム強化の要望を受けていました。現場要望を受け最適なシステムのプランニングを実施し、構築に向けたツールの選定を行いました。その過程において、「Report & Form Warehouse」の特徴でもある多彩なレポート表現と情報検索に必要な豊富なレポーティング機能、さらには複雑な設定やプログラミングをすることなく容易かつ迅速にシステム構築が可能ということに大きな優位性を感じ導入を決定しました。

「Report & Form Warehouse」を利用した車検期日管理専用Webシステムを構築し、紙の台帳を廃止しました。基幹系車両管理システムのマスタデータとの夜間データ連携を行いステータス更新、毎日最新の車両情報を提供しています。手書きに変わり、車検管理進捗情報をWeb画面から入力させ進捗情報のフォーマットを統一することで業務を平準化し、質の高い情報管理を行うことが可能になり進捗情報の『見える化』を実現しました。

 

 

◆効果◆

 

中村様

株式会社西出自動車工作所
システム課 係長
中村 晃氏

「Report & Form Warehouseを利用してリアルタイムで業務の進捗管理を行っています。以前と比べ飛躍的に効率化が図られ、また管理もし易いとユーザーにも好評です。当社にとっては業務改革にも繋がった重要なツールの一つになりました。」

「Report & Form Warehouse」を利用することで、リアルタイムに担当者の作業進捗管理を行うことが可能となりました。車両ステータスの『見える化』が行われ、適切な点検実施の促進を実現すると共に、日々のメンテナンス管理業務の効率化を図り、さらに明らかになった課題に対し新たな取り組みも始めるという好循環サイクルを実現しています。

特に業務内容の平準化を実現したことにより、業務の属人化を防止、繁忙期で続いていた残業が大幅に削減、13名いた専任担当者から8名体制へ適切な人員アサインを行うことでより質の高い業務ができるようになり、車両管理業務の大幅な効率化を達成しています。また、情報を電子化することでデータ品質と情報検索の効率が劇的に向上し業務効率を高めるとともに、副次的な効果として社内ペーパレス化の促進にも貢献しています。

今まで煩雑な情報管理により発生していた無駄な作業を軽減し、本来するべき管理業務に力を注ぐことが可能になりました。まさに業務改革に繋がった重要なツールと言えます。さらに「Report & Form Warehouse」では帳票やレポート画面をそのままEXCELやPDFなどの汎用的なフォーマットに出力することができるため情報の二次活用が容易に行えます。この機能を用い、現在では顧客への進捗状況や作業完了レポートの提供など新たなサービスも生まれています。

 

西出自動車工作所様_概要図2

 

 

◆今後の展開◆

 

「Report & Form Warehouse」導入により、短期間で非常に大きな成果を上げることができました。しかし、ITによる情報活用という課題についてまだ始まったばかりで、人的作業や属人化された業務効率の図れる課題はまだまだ山積しています。

今後は、「Report & Form Warehouse」の機能や特性を最大限に利用し情報を活用することでさらなる質の高いサービスを立ち上げていきたいと考えています。

情報システム部門として経営課題をはじめ現場での問題点を解決し継続的に改善することはもとより、ビジネスにおける付加価値を創造するべく情報の利活用を推進していきます。


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▼Corporate Data

社名:株式会社西出自動車工作所

事業内容:自動車のメンテナンス業務・車両管理代行業務

創業:昭和26年6月15日

従業員数:175名

URLhttp://www.nishide.co.jp/