【データ活用】データカタログのポイント

データカタログのポイント

 

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本日のテーマはデータ活用でも注目の集まる「データカタログ」についてです。現代のビジネスにおいて、データは非常に重要な資産となっています。さまざまな情報が蓄積され、それを適切に活用することで企業の競争力を高めることができます。

目次

  • データカタログとは?
  • データカタログの主な機能
  • データカタログの活用を始めるには?始めの3ステップ
  • まとめ

 

データカタログとは?

データカタログは、企業や組織で生成されたデータやメタデータを収集し、企業が保有するデータの一覧や詳細を簡単に確認できるようにするシステムです。これにより、必要なデータを素早く見つけ出し、ビジネス戦略や経営の意思決定などに活用することができます。

 ※メタデータ・・・データを説明するためのデータ。
 例:売上金額といったデータがあった
場合、その売上月や地域(どのエリアの売り上げか?)、
  商品のことを言います


次の章でデータカタログの主な機能と利点を示します。

データカタログの主な機能

メタデータ管理
データカタログは、データに関する情報を包括的に管理します。これにはデータの定義、ソース、品質、セキュリティ規定、所有者などがあります。

データの発見とアクセス
組織内のデータを検索し、特定のデータセットや情報にアクセスするための手助けを提供します。
素早く見つけ、利用しやすい状態にしておけるよう設計・設定をすることが重要です。

データの品質向上
データの品質を監視し、品質の向上に寄与します。
品質の低いデータや誤った情報を特定し、修正するプロセスをサポートします。

コラボレーション
組織内の異なるチームや部門がデータに関する情報を共有し、協力してデータ資産を最大限に活用できるように促進します。

セキュリティとコンプライアンス
データのセキュリティや法的規制への適合性を確保するための機能も提供します。
データのアクセス権限やセキュリティポリシーに関する情報を含めることができます。

データラインエージェント:
データの生成から廃棄までのライフサイクル全体を追跡し、データの変更、更新、削除などを管理することができます。

データカタログの活用を始めるには?始めの3ステップ

データカタログを管理するツールは、Apache AtlasやAzure Purview (formerly Azure Data Catalog)をはじめ色々と出てきていますが、
ツールがあるだけでは活用する前にデータを収集したり管理が定着する前に陳腐化してしまう可能性があります。

データカタログを活用していくには以下のようなことを決めておくことがポイントです。

1.目的・目標の設定
冒頭の「データカタログとは」で書きましたが、データとメタデータを収集し、戦略を立てるときや意思決定時にその情報を素早く取り出すことができなくてはいけません。

そのためどのような目的で集めていくのか?目標はなんなのか?を設定することがスタート地点です。

2.データの在処の確認
目的・目標が設定できたら、次は達成するためにどんなデータがあったら良いのか?どんなデータがあるのか?とそのデータのメタデータはどんなものがあるのかを整理します。

3.データの取得経路の確立
データは、システムやサービスに記録されたものに始まり、その記録先もデータベースやテキスト、エクセルや紙に印字されたものなど様々です。
必要なデータはどのような処理をすれば管理できる形にできるのかその経路と取得方法を確立することが求められます。

取得の際は、データの機密性やプライバシーなどセキュリティ面の考慮も大切です。

まとめ

1.~3.のステップを終えるとツールを選定するための情報が揃っているのではないかと思います。

ユニリタプラスでは、1.~3.のステップを踏むことが重要と考えデータ活用に関わるソリューションを提供しています。
データの抽出・変換・書き出しを得意とするツールとそのプロセスで様々課題を解決いたします。

データをもっと活用したいとお困りの際は以下までお気軽にお問い合わせください。

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