データドリブン経営の鍵:データの収集から活用までの基本的な方法と具体的なアクション

 

 

みなさんこんにちは、「ITユニプラ」編集部です。

昨今、お客様先と会話をする中でデジタルトランスフォーメーションと合わせて「データドリブン経営」という言葉が各社で、しきりに話題となっております。

今までもこの言葉を聞くと

  • DWH(データ・ウェア・ハウス)の構築 や
  • BI(ビジネス・インテリジェンス)の活用

ということで、各社が取り組んでいました。

そんな中、なぜ各社でが再び「データドリブン経営」が話題に出ているかに注目し、

  1. データの収集・活用の基本
  2. ビッグデータとは何か?その活用方法とは
  3. データ分析のステップバイステップガイド

という3部構成の連載を致します。

是非、ご一読ください。

 

現代のビジネス環境では、データは新たな価値を生み出すための重要な資源となっています。

しかし、その活用方法や重要性が十分に理解されていない場合、その真の価値を引き出すことは難しいでしょう。

今回の記事では、ビジネスでのデータ活用の基本的な方法とその重要性について解説します。

データドリブン経営の鍵:データの収集から活用までの基本的な方法と具体的なアクション

 

目次

  1. データ活用の基本
  2. 具体的なアクションの提案
  3. まとめ

1.データ活用の基本

1.データ活用の基本

データ活用の基本的なプロセスは、データの収集、整理、解析、そして活用の4つのステップから成り立っています。

[STEP1]データの収集

これは、ビジネス活動から生じるさまざまなデータを収集するプロセスです。例えば、顧客の購買履歴、ウェブサイトの訪問者数、ソーシャルメディアのエンゲージメントなどが該当します。

 

[STEP2]データの整理

収集したデータを整理し、解析可能な形にすることが求められます。これには、データクリーニングやデータ変換などのプロセスが含まれます。

 

[STEP3]データの解析

整理されたデータを解析し、有用な情報を抽出します。これには、統計的な手法や機械学習などの高度な技術が用いられます。

[STEP4]データの活用

解析結果をマーケティング戦略の策定、製品開発、顧客体験の改善などのビジネスの意思決定に活用します。

 

上記プロセスがあるということを意識しなければ、何のためにデータを収集/整理をしているのかなど、目的が曖昧になってプロジェクトが頓挫してしまうことが往々にしてあります。


また、特にお客様で顕著に見られる傾向として、STEP2からSTEP3へのステップアップ部分でのプロジェクトの頓挫です。


STEP3のデータの解析は各社の事業に精通された方、もしくは解析する目的がはっきりしている方々が、たまった収集/整理したものをもとにしてデータの解析を行います。

 

しかし、解析を行う方が本当に欲しいデータがSTEP2までで準備できていなければ、STEP2からSTEP3に移るところで失敗してしまいます。

データ活用プロジェクトに参画する場合は、参画者全員が上記STEPの認識を持ったうえで、進んでいくことが大切です。

2.具体的なアクションの提案

2.具体的なアクションの提案

上記ステップを共通認識を持ったうえで、次は、実際にデータ活用を始めるための、以下アクションを考えてみてください。

データの活用の目的の定義

何をするために、どの部門が、どういったデータを使わなければならないか、はじめに明確にすることが必要です。

 例えば、「営業活動における新規顧客獲得に向けたマーケティング強化」という目的を定めます。

本目的を達成するためには、

  • 現在の顧客情報
  • 競合製品の情報
  • ユーザのトレンド情報

など、どういったデータがあるかを洗い出します。ここで気を付けないといけないこととしてデータを洗い出すタイミングでは、網羅的にデータを把握しておくことが不可欠です。

 

データの収集方法を決める

上記の目的に必要なデータをどのように収集するかを決めます。

 例えば、顧客情報はCRMシステムから、ウェブサイトの訪問者情報はGoogle Analyticsから収集できます。他にはソーシャルメディアのデータを収集、アンケート調査、IoTデバイスのデータ収集などがあげられます。

 

解析ツールの選択

データ解析には多くのツールが存在します。ビジネスのニーズに合ったツールを選択します。

 例えば、統計分析にはRやPython、ビジュアルデータ解析にはTableauやPower BIなどが有効です。

 

データ活用に向けた戦略を策定

データをどのように活用するか、具体的な戦略を策定します。

 例えば、顧客の購買履歴データを活用してパーソナライズされたマーケティングキャンペーンを実施する、製品の使用状況データを活用して製品改善の方向性を見つけるなどの戦略が考えられます。

 

3.まとめ

3.まとめ

データは現代ビジネスの重要な資源であり、その活用方法と重要性を理解することは企業の競争力を高めるために不可欠です。

 

データの収集から活用までのプロセスを理解し、具体的なアクションを通じてデータ活用を進めていきましょう。

 

データ収集の方法を決定し、適切な解析ツールを選択し、そしてデータ活用に向けた戦略を策定することで、データの真の価値を引き出すことができます。

 

弊社では、様々なお客様で業務システムのデータを活用するソリューションを提供しております。

データの活用でお困りのことがございましたらお気軽に問い合わせください。

https://www.uniritaplus.co.jp/contact

 

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