新入社員や中途採用社員に対するメインフレームの教育はどのように検討されているでしょうか。
教育カリキュラムに基づきながら教育体制を検討され、これまでは集合研修で行われることが一般的だったと思います。
また、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)といった、現場での訓練を通して、実務を学んだり、実務に携わらせることで、業務に必要な知識・技術・技能・姿勢などを修得させることは、多くの企業で実施されている教育手法だと思います。
これらの教育形態がインターネットの普及に伴い、eラーニング形態へと変化してきました。今までの集合研修では実施できなかったメリットを生み出しています。
②メインフレーム運用の世代交代と課題

メインフレームのシステムを運用している場合でも、配属される部署によってオープン系の教育のみにとどまり、メインフレームの教育がされていないのが実情ではないかと思われます。
また、システム運用についても、十分な教育を受けることもなく継承がされてきているものと思われます。
環境面の課題
教育ツールである、学習教材や資料が紙ベースから電子媒体に変更されてきています。
これまでの電子媒体による教育ツールは、共有サーバを立てることにより、集中管理できる体制で行ってきました。
そのため、管理者以外の方がコンテンツを自由に作成できないことや、ユーザ管理(追加、変更、削除)を管理者に任せないといけない、もしくは社内ネットワークにつながっていないと利用ができないため、スマホやタブレットでの受講ができないなど、制限が多々ありました。
最近では資産をクラウド上に構築することで、学習環境の最新化を行うことが可能となっています。
これにより、管理体制のルール、セキュリティのルールを検討しなければなりませんが、インターネット環境があれば、自分の自由な時間帯を選択して管理、学習できるというメリットが生まれます。
人による課題
教育を受講するための環境はインターネットの普及により、改善されてきました。
しかし、受講側からすると書籍をもとにした教育を受けているという意識が強く、学習した内容が業務とどのように関連付くのか理解しにくいといった課題があります。
また、eラーニング形態の場合、chat機能を使えることがありますが、質問をしても即時回答できる体制が整っておらず、効率的な学習にならない場合があることも課題です。
一番の問題点として、メインフレームの有識者が、世代交代により役職につく、退職されるなどして、現場のメインフレーム技術者が減ってきていることもメインフレームの教育が難しくなっている要因ではないかと思います。
また働き方の変化により、人の流動性が高まり、同じ会社で働き続ける社員の割合が減ってしまい、教育を受けても辞めてしまうという現状もあります。
「新入社員が3年持たずに辞めてしまう」ということが、およそ3割となっているようです。
③ユニリタプラス が提供する教育

自社の業務がメインフレームで稼働しているのか、オープン環境で稼働しているのかで学習する内容が異なってきます。
世代交代という観点からみても、これまで実施してきたことを継承していく必要があります。
メインフレームでの教育体制は、メインフレーム運用の教育を行っていくことが重要となります。
システム運用の教育に関しては、ユニリタプラスがオープン系、メインフレームのカリキュラムを提供させていただいています。
カリキュラム内には、システム運用とはどのようなものであるかを理解していただくことを含んでいます。
システム運用とは何かを学ぶことで、メインフレームの位置付けやメリット・デメリットも考えていくことができるのではないかと思います。
先で述べたように書籍を元にした教育カリキュラムでは網羅できない、実務ならではの考え方やスキルが存在します。
そんなノウハウを長年システム運用に携わらせていただいた弊社の教育カリキュラムは、オープン系とメインフレーム系でも終わることのないシステム運用でご活用いただけるのではないかと思います。
提供方法も、現役の技術者によるオンサイト、昨今普及したWeb会議ツールでのオンラインなど様々な形式で実施させていただいております。
また、ユニリタプラスではA-AUTOをはじめとするシステム運用に関わるツールやWaha! Transformerというシステム間でのデータのやりとりを円滑にするETLツールなど、ユニリタプロダクト教育コースをWebにて常時開催しています。
プロダクトの操作方法はもちろんのこと、周辺業務の考え方についても学んでいただける、基礎知識を得るための入門コースとなっています。
また、この教育コースは、これまで運用をされてきた人にも再学習してもらえるようなシステム運用や情報活用の概念的な話も取り入れており、多くの方々にご利用いただいています。
自社での教育体系の見直しを進めていただくことが重要かと思いますが、様々な課題があり、すぐに対応でき無い場合もあると思います。
そのような時に、ユニリタプラスの教育コースを教育の一部としてご検討いただき、ご活用していただければと思います。
教育を充実していただくことで、社員の満足度向上も図れるのではないでしょうか。
メインフレームやシステム運用の人材を育てていくことにお困りの際は、一度ユニリタプラスまでお問い合わせください。