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第十回「データカタログのメンテナンス」について記事を投稿していきたいと思います。
データカタログのメンテナンスも、データカタログを活用するうえで重要なプロセスです。メンテナンス作業に負荷がかかりすぎると継続も難しくなっていきます。管理する上でのポイントを明確にし、自動化や標準化をしていくことがおすすめです。
データカタログは、企業や組織で生成されたデータやメタデータ※を収集し、企業が保有するデータの一覧や詳細を簡単に確認できるようにするシステムです。これにより、必要なデータを素早く見つけ出し、ビジネス戦略や経営の意思決定などに活用することができます。
※メタデータ・・・データを説明するためのデータ。
例:売上金額といったデータがあった場合、その売上月や地域(どのエリアの売り上げか?)、
商品のことを言います
以下の記事でデータカタログの主な機能についてまとめています。
今回の内容にも関わるデータセキュリティについては前回記事にてまとめてます。以下もご確認ください。
データカタログは、データがどこにあるのか、その内容や形式、アクセス方法などの情報を一元的に管理するデータベースです。
データ活用を促進するためには、データカタログが常に最新の状態となっていることが重要です。
データカタログのメンテナンスにおいては、以下のようなポイントを押さえることが大切です。
データの鮮度の維持
ビジネスで生成されるデータは、常に変化していっているかと思います。
新しくデータが追加されたり、データの変更や削除が行われたりした場合には、決めたルールに則って迅速に対応できるよう体制を整えておきます。
データ分類とタグ付け
データカタログは、データの利用者のために存在します。そのため、データの利用者のニーズを把握し、データを利用目的に合わせ正確に分類し、適切なタグやラベルを付けることで、データドリブンな意思決定、データの検索や分析が容易になります。
新しいデータが追加された際にも、適切な分類とタグ付けを行います。
また、データの利用者からフィードバックを得ることで、データの改善につなげることもできます。
具体的には、以下の作業を行うことで、データカタログのメンテナンスを効率的に行うことができます。
これらのポイントを考慮して、データカタログのメンテナンスを適切に行うことで、データ管理の効率性と品質を向上させることができます。
ただ記事にしたポイントが全てではなく、【データ活用】データカタログのポイントで記載させていただいたように何をしたいのか?目的・目標設定に合わせて、継続して可能な方法でデータの管理をしていくことで、データの活用につながっていくと思います。
関係者間で有効性が感じられるよう運用が浸透していくと、データカタログ運用に関わる作業も手間と感じることもなくなっていくかと思います。
データカタログは、組織内のデータに関する情報を集約し、データの検索や利用を容易にし、データ活用を促進するための仕組みです。
ビジネス活動の中で生まれるデータを活用し更なるビジネスへの活用をしていけるように整理していくことだと考えます。
データカタログの作成10か条はこれで最後となります。
ユニリタプラスでは、あらゆるデータソースから大量のデータでも、活用したい形式にクレンジング・加工しデータカタログの保存先にわたす処理を行えるツールやそもそもの設計からその保存先をソリューションとして提供もしております。
また業務のスケジュールに合わせて処理を自動化するツールも取り扱っておりますので、システムのデータ活用・運用でお困りごとがあった際は、お問い合わせいただけるとお力添えさせていただきます。