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第七回「データのバックアップと復旧」について記事を投稿していきたいと思います。
データのバックアップは、運用も想定してどこまでの範囲が必要なのか?を取り決め実施していくことが重要となります。
データカタログに溜めるデータが増えるとバックアップに要する時間も大きくなっていきます。今回は、バックアップと復旧のポイントを見ていきます。
目次
データカタログは、企業や組織で生成されたデータやメタデータ※を収集し、企業が保有するデータの一覧や詳細を簡単に確認できるようにするシステムです。これにより、必要なデータを素早く見つけ出し、ビジネス戦略や経営の意思決定などに活用することができます。
※メタデータ・・・データを説明するためのデータ。
例:売上金額といったデータがあった場合、その売上月や地域(どのエリアの売り上げか?)、
商品のことを言います
以下の記事でデータカタログの主な機能についてまとめています。
今回の内容にも関わるデータの取得と生成については前回記事にてまとめてます。以下もご確認ください。
データカタログにおけるデータのバックアップと復旧は、データの損失や破損を防ぐために重要です。
一般的にデータカタログには、データの場所、属性、組織内のデータに関するメタデータなどの情報が保存されています。
これらのデータは、データの管理や分析に不可欠なもので、失われてはならないものです。
以下は、データカタログにおけるデータのバックアップと復旧の一般的な方法に関するガイドラインです。
データカタログ全体を対象に定期的なバックアップスケジュールを設定します。これにより、最新のデータが失われる可能性を低減できます。
定期的なフルバックアップと併用して、変更されたデータのみを対象とした差分バックアップを実施することで、バックアッププロセスの効率を向上させます。
バックアップデータを複数の場所に保存し、冗長性を確保します。クラウドストレージやオフサイトのバックアップ場所を検討することで、災害に備えます。
バックアップデータを適切に暗号化してセキュリティを強化します。センシティブな情報を含むデータが漏洩しないようにします。
手動や自動のバックアップを検討すうる上で、クラウドサービスを利用する方法もあります。
クラウドストレージサービスを使用して、データカタログをバックアップする方法です。
この方法は、ローカルストレージに比べて、バックアップの保管場所や管理が容易になります。
データの更新頻度や重要度に応じて、バックアップ頻度を設定する必要があります。
以上の手順に従うことで、データカタログにおけるバックアップと復旧のプロセスを確立し、データの安全性と可用性を確保できます。
次回は、データのライフサイクル管理 について記載します。